電柱の功罪とは

当社の北側の幹線道路でも無電柱化工事と言って地中を掘り下げインフラの共同溝工事が行われています。
長い工期でまだ3年ほどかかるようです。見えている部分の進捗は牛歩の様です。
無電柱になると景観はすっきりするというメリットがありますが…デメリットは電力会社からの引込工事に日数がかかるのが一番。地中を掘削して管路を変更するなどは3倍以上の日数と費用が発生する場合もあります
市道などへの申請なども必要となりますのでそれなりの手続き日数が必要です。
電柱を使った架空での引込は安価に早くというのがメリットでした。
最も顕著だったのは日本の戦後復興と高度成長期に貢献したのは電柱による電力の引込でした。
もちろん神戸では震災復興の速度が増すためには非常に貢献したと言えます。
無電柱化を訴える方も少なくなく時代の変遷と言えます。
今後は無電柱化がもっと推進されると思います。
景観の美化とはいえコストアップも工期の延長も結局は利用者(需要家)の負担になるという皮肉な結果です。